2018年10月から2、3ヵ月に1回のペースで『空き時間歌(集を読む)会』と名付けた歌集を読む会を主催しています。
毎回参加者の方にも好評をいただいており、何人かの方から「私もやってみたい」という声をいただきましたので、やり方をまとめてみました。
まるまる真似してもらっても構いませんし、自由にアレンジをしてもらっても結構です。
私への事前の断りも報告も不要ですので、どんどんやってみてください。
【進め方】
基本的には、
「参加者の一人が一連を音読し、その後全員で感想を言い合う」
これを繰り返して歌集一冊まるまる全首を読み通す、という会です。
- 音読をする人は司会者が指名しますが、私の「読む会」では最初に司会者から始め、座席順で時計回りに交替していきます
- 通常は13時から17時まで4時間かけています。一連にかける時間はだいたい5分から10分で、あらかじめ作ったタイムテーブルに従います(後述)
- 章に分かれている歌集であれば、章の終わりごとに少し時間を取り章全体を振り返って感想を交換します
- 歌集全体を読み終わったら30分程度時間を設けて歌集全体の感想を交換します。
- 会の終了後、参加者にアンケートを書いてもらいます。アンケートの内容は
1.好きな歌を五首まで挙げる
2.1で選んだうち一首に対する感想
3.歌集全体に対する感想
4.読む会に対する感想、要望等
の4項目です。1~3の回答はとりまとめて後日参加者に配布します。
【事前準備(タイムテーブルの作成)】
事前準備としてあらかじめ歌集の歌の数を数え、次のようなタイムテーブルを作っておきます。
ざっくり言うと、一連ごとに歌数に応じて5分から10分程度の時間を振り分けて区切りとなる時刻を決めておきます。
かける時間は全体の歌数に応じて調整しますが、この例(全300首の歌集)では14首までの連は5分、15首以上の連は10分を目安としました。
最初の「オリエンテーション」は参加者への会の進め方の説明や自己紹介などの時間です
途中に休憩を挟むと時間調整にも便利で良いと思います
最後に歌集全体の感想を交換する時間を30分程度取ります
【ポイント】
- 参加者の人数は6人~10人がやりやすいと思います。
- 300首~400首の歌集であれば4時間でそれほど苦労せずに読み切れると思います。
- 一番大切なことはタイムキープです。感想が白熱するとつい時間をオーバーしがちですが、早め早めの進行を心がけると、オーバーした場合でも吸収できます。「時間が足りず全首読めなかった」ということだけはないように気を付けています。
- あくまでも“読む会”なので難しい批評を交わす必要はないと思っています。「この連は難しいですね」「この歌やばいですよね」「猫がよく出てきますね」みたいな感想を言い合うだけでもそれをきっかけ読みは広がります。司会者も参加者の一人として感じたことをどんどん発言しましょう。
- 「読む会」では作者には同席いただかないことにしています(申し出があってもお断りしています)。作者を意識せず純粋に読むことを楽しみたいと思うからです。
- アンケートを取る場合は開始前に「こんな内容のアンケートを取ります」ということを伝えておく方がよいと思います。
ざっと思いつく限り書いてみましたが、参加いただくのが一番わかりやすいと思います。お近くの方はぜひ参加してもらえると嬉しいです。
具体的なアドバイスやお手伝いすることも可能ですので、わからないことがあればお気軽になんでも聞いてください。